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    文章解析AIアイタスを用いてインサイト抽出、

    口臭ケアサポートアプリRePEROの開発へ

    ライオン株式会社

    ビジネス開発センター

    ビジネスインキュベーション 石田 和裕様

                  尾本 さよ様

    ライオン株式会社では、新規事業の口臭ケアサポートアプリ「RePERO」開発における生活者インサイトの解析に、文章解析AI「アイタス」を活用頂きました。

    具体的な活用方法、導入による成果について、「RePERO」開発責任者の石田様と尾本様にお話を伺いました。

    ー新規事業開発を進める中で、課題に感じていたのはどのような点でしたか?

    ライオンでは、自身の口臭に対する不安の低減、これによる明るく前向きな気持ちでのコミュニケーションを促すという新価値創出に向け、口臭リスクを可視化するサービスの開発を進めておりました。

     

    当社が行った調査から、口臭は気になるお口の悩みとして上位に位置しており、口臭ケアに対するニーズは高いですが、自分ではわかりにくいものであるため、不安に感じている人が多いということがわかっていました。そこで、当社の口腔ケアに関する知識を生かし、口臭リスクを見える化するアプリの開発に着手しました。

     

    当社では、「口臭ケア」に関する情報や製品開発は行ってきましたが、「口臭チェック」については情報を持っていなかったため、生活者の困り事や不満を調査したいと思いました。しかし、調査結果から具体的な場面やターゲットなどの生活者の本音を見つけ出すことに課題を感じていました。

    ーアイタス活用により、どのように課題を解決することが出来ましたか?

    数1,000件の口臭関連の生活者の声に対し、Insight Techの文章解析AI「アイタス」を活用して解析を実施しました。

    その結果、自分の口臭をチェックしたいというニーズよりもむしろ他人に口臭をチェックしてもらいたい(でも指摘できない)というニーズが多いことが分かりました。

     

    特に「お買い物時に接客員の口臭がきつくて、家に帰ってしまった」などのビジネスシーンでの不満が多いことが明らかになりました。

    従来であれば数千件のテキストデータを読み込むのには相応の時間を要し、また人の目や判断による主観が入ることで検討に客観性が担保されない、という制約がありました。

     

    そのような中、本プロジェクトでは「アイタス」の活用により、スピーディかつ客観性を持ったインサイト抽出を実現することができ、仮に発見された仮説が解決不可能な場合であっても「リーン」の観点での軌道修正(ピボット)が可能となりました。

    ー具体的には、どのような成果が生まれましたか?

    「アイタス」による解析結果を踏まえ、口臭リスクを可視化するアプリ「RePERO」をビジネスの場において「お口の自信」を提供する法人向けのサービスとして提供しようと考えました。


    「RePERO」は、舌の画像をスマホで撮影すると、画像解析とAIを活用したアルゴリズムによって舌の汚れの状態が解析され、口臭リスクとして表示されるアプリです。

     

    アプリ上で口臭リスクを見える化して、口臭の不安を低減することで、接客や同僚とのコミュニケーションをより活発にするサービスとして提供する予定です。

     

    https://repero.lion.co.jp/

     

    ー今後、RePEROが目指していく方向性をお教えください。

    「RePERO」では、口臭リスクレベルの判定結果とあわせておすすめのケア方法の紹介や、オーラルケアの豆知識などのコラムを充実させることで、利用者の口腔衛生に対する意識が向上し、積極的に口腔ケアを行うという変化が見られました。

     

    今後は、口臭リスクにとどまらず、従業員の方の「健康」につながっていくような、総合的なアプリにしたいと考えています。